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今日の原稿

書いた仕事などについて

トランプ・リスクを庶民が心配しても無駄

各所でトランプ大統領を心配している人たちがたくさんいる。

「今日は寒いですね」くらいのノリで「トランプは怖いね。アメリカはどうなるんだろうね」という会話のマクラになっている。


トランプを当選させたのは、理性的には「製造業をアメリカ国内に呼び戻すことは可能か」という社会実験に賭けた人たちだと思う。
(理性的には。レイシストがアメリカの半分もいたとは思えないし、そう思っているなら地方の人々をバカにしすぎ)

とにかく現在のアメリカは異常。
アメリカ人の6割が「現在の貯蓄額は1000ドル」。

医療保険は諸外国の10倍。医療費を使わない若者には、学費が重くのしかかっている(学生全体の借金が1兆3000億ドル)。

中間層の世帯収入は年々低下している。

それでいて、海外への軍事費に何兆ドルも費やす政府。


つまりトランプを当選させたのは、女性蔑視や人種差別に賛同したというより、「ヒラリーさんでは政府の機能不全を是正できない」と絶望してしまった人たちでしょう。

現在推測できるトランプ政策の核は、海外製品への強烈な関税などの税制改革。
で、この実験は大成功(内需の大成長)するか、大失敗(悲惨な貿易戦争)するかの二択。
もちろん賢い人たちは「トランプによって世界経済がめちゃくちゃになる」ことを怖れている。

 

でもそういう人たちの中には、これまで「Brexitはない」「中国経済は大失速、そして墜落する」「トランプ大統領は絶対にない」って言ってた人も結構いたんじゃないの?とも思う。
アンチ・サイエンス、アンチ・テクノロジーと言われるトランプ氏ですが、政権移行チームを見ると、いや待てよ、という気もしてくる。


みんなが心配するから軌道修正されていくのも事実。

つまりですね。

僕が言いたいのは「世界中の賢い人が予測を外し続けてきたのだから、私たち庶民が下手な予測をしても無駄。状況がどうあれ配られたカードで勝負するしかない」ということです。