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今日の原稿

書いた仕事などについて

東京デザインウィークの焼死事件について

ずっと東京デザインウィークでの火災事件のことが頭から離れない。
自分がもしあのお父さんの立場だったらと想像しただけで過呼吸のようになり、吐き気がして涙がにじむ。

アートだなんだと言ってるが、「デザイン」と銘打っているのだから、あれはデザインの問題だ。
デザインとは見た目ではなくソリューション(問題解決)なのだから、何をどう言い訳しようと事故の言い逃れはできないし、責任を取るべき人間は明確に存在する。

担当教授は「建築学」という学問の名にかけて、身命をもって償わねばならないほどの大失態だと思う。
主催者、管理責任者、そして理事として名前を貸して小遣い稼ぎをしていた連中もだ。

5才の幼い命を、父親の目の前で焼き殺してしまったという事実はそれほど重い。

しかし同時に、誰にどう贖いをさせようと、二度とその命は戻ってはこない。
誰それが悪かったと言いつのったところで、あの父親の前に我が子が元気に笑いかけてくれることはもうない。

自分がその立場だったらどうなるだろう?

とてもではないが、妻に顔向けできない。
死んだ我が子に申し開きができようはずもない。
責任を追及しようと、悪者を探し出そうと、父親としての自分の判断ミスが覆るわけではない。

あんなところで遊ばせようとしなければ。
中に入るなと一言声をかけていれば。
燃え始めた時点で人手を使い、ジャングルジムを持ち上げる判断ができていれば。
そもそもこんなイベントに来ようと思わなければ。

おそらく俺はその後悔に耐えられそうにない。
想像しただけで頭がおかしくなりそうになる。
心が痛む。